若いころからオーディオが好きでしたが、なかなか自由にやりたいことが出来ませんでした。年も取り、時間もお金も多少自由が利くようになったのを契機に、本格的に再出発。技術屋ですので、基本なんでもやってみる、それも出来るだけ自分の手で工作、改造をしてやってみる、と始めてみました。
流石に、オーディオ機器までは自作していませんが、電源配線の電力会社ブレーカー以降は全て自分でやり直しました。
よく、「電源が大事」と言われます。でも、何をどうするのが正解かはなかなか難しい。正解がないので、人が良いということには何でもやってみたくなる。ただ、やり始めると「オタク」化してやりすぎてしまうのが玉にキズです。
①電源の200V化
とりあえず、世の中で「200V電源にして、ダウントランスを入れることで、ノイズ感が少なくなる」と言われているので、やってみました。
◎ケーブルにこだわる
たかが配線ケーブル、されど配線ケーブル。あれだけ、コンセントから機器までのケーブルにいろんな種類があり、ノイズがどうだと言われているのに、コンセントまでのケーブルはシールド無しのΦ2㎜程のビニール被服のケーブルなのはおかしくないですか?ここからこだわりました。
そこで、CV-Sという、銅テープによるシールド付きの600V用電力ケーブルを使って、分電盤→ダウントランス用200Vコンセントまでを配線してます。
銅シールドは、送り側だけアースに落として配線してます。配線の太さは、5.5sqです。ケーブルは、蛙屋さんで通販購入しました。オークションより安かったです。
https://www.sds-kaeruya.com/shop/default.aspx
ケーブルだけの効果は、正直?ですが、200Vと100Vの違いは、確認しています。確認には、「ガガガマシン」と個人的には読んでますが、Line EMI Monitorという簡易測定器をオークションで購入して使用しています。
なんで「ガガガ」かというと、下の方の穴の部分がスピーカーになっていて、ノイズ音が音になって出てきます。100V配線だと、AMラジオが聴こえましたが(200mVp-p以上)、200Vだとさすがにそこまで大きくありませんでした。ただ、この画面にありますように、約120mVp-p程度と、かなりうるさく「ガガガ」と聞こえます。もう少し何とかならんかなと思い、次の一手を打つことにしました。
(続く)